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糞・下痢 

※鳥は哺乳類と違い、排泄孔が肛門と尿道口に分かれていません。

1つの排泄孔で糞便と尿が同時に排泄される、総排泄校という場所から排出します。

尿には、固形尿(尿酸)と水分尿があるため、血便と血尿を混同したり、下痢の区別がつかなかったり、

といった間違いが起こりやすいです。

糞、下痢

●水のような糞をするときは熱中症が疑われます。

鳥は汗腺がなく呼吸の仕方と、水分を摂取することで体温を下げようとします。

その為、水分の多い糞をする事があります。

●下痢をして元気がない、死亡してしまったなどの場合、いくつもの病気が疑われます。

伝染性気管支炎(でんせんせいきかんしえん)

口を開けて変な呼吸をしたり、ふだん聞いたことのないような鳴き声を上げたりする病気です。

個体により下痢だけが続く症状の場合もあります。

 

コクシジュウム病

 土壌にいるコクシジュウム原虫により腸が痛めつけられてしまい、肉のクズのような糞をします。

時には血便も見られます。

土壌の洗浄には、クレゾール系の薬剤が効果的です。

クレゾール系の薬剤は、卵塊を溶かす効果があります。

壊死性腸炎(えしせいちょうえん)

赤い便をしていきなり死んでしまう病気です。土壌にいるウエルシュ菌により口から感染することが多いですが、

傷口からも感染してしまいます。これが腸まで届いてしまうと、ひどい炎症を起こし血のついた糞をします。

ロイコチトゾ-ン

ニワトリヌカ蚊と言う蚊が運ぶロイコチトゾ-ン原虫が血液の中に入りこみ、血液を壊してしまう病気です。

そのことにより青色の便や貧血を起こしてしまいます。夏をすごしたことのないヒナや若い鶏が発病しやすいです。

 

予防

①糞の状態を観察して普段のしている糞の形などを把握し、変化があったら病院に連れて行く。

(様子を見て直るようだったら温度を高く28℃~30℃くらいに保つなどしてあげる)

②ウイルスがいるような土壌の上に出さない

③糞などの処理をこまめに行いウイルスや細菌を発生させない

 

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