チャボ
ウズラ
飼育方法
ここではチャボとウズラのペットとしての飼い方をご紹介していきたいと思います。私たちがオススメする飼い方ですので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
工夫やアイデアを加えて自分にあった飼い方を見つけてみてください。
これから飼ってみようと思っている方はチャボとウズラの飼い方を比べ、自分に合う方を飼ってみてはいかかでしょうか。
・床材
糞きり網や、すのこを使う以外に、床には焼き砂、広葉樹チップ、干し草(牧草)など
敷く方法もあります。
その場合、床材はしっかり足がつくものを選ぶ。新聞紙は足が滑るためNG。
飼育環境に合わせて床材は選びましょう。
例えば室内であればほこりが立たないもの、掃除がしやすいような糞きり網を引いたもの、臭いが気になる場合は消臭効果がある床材を糞きり網の下に敷くなどすると良いです。
・換羽
換羽(とや)とは季節などに応じて羽根が生え変わることです。
外飼いでは季節の変化によって行われますが、室内飼いの鳥たちは季節の変化が分かりにくいため換羽の時期が不安定な傾向にあります。
換羽には多くのエネルギーを使用するため命がけでもあります。
換羽中はバランスのとれた餌を与えることが大切です。栄養価の高い物、またはビタミン剤やアミノ酸などの添加剤を与えることも有効です。
換羽中は体力の消費が激しいので、放鳥や移動は控えるようにしてください。
換羽を正常に行わせるために、一年中部屋の温度を一定に育てるのではなく、
ある程度季節を感じさせるように温度差を作ることをお勧めします。
・気温
夏の暑さで口をあけてハァハァしていたら暑いために少しでも体温を逃がすためにしている呼吸方法です。(パンディング)
パンティング状態で冷却しても治まらない場合は、過呼吸状態である為、炭酸水を飲ませると落ち着きます。
また、体を膨らませているのは膨羽(ぼうう)と言って気温が下がってくると羽を膨らませ暖かい空気を羽毛内に溜め込み体温を維持しています。
ですがこの膨羽は具合が悪い場合でも行う場合があるので、日々の観察でその子の健康状態を知っておくことが大切になります。
これらの行動が見られたら部屋の温度を調節してあげます。
あまりにもぐったりしていたり異常がみられたら病院に相談することをお勧めします。
・ケージ(ウズラ用)
小鳥用ケージ、ハムスター用ケージ、ウサギ用ケージなど、その種の習性に合わせてケージを決めるようにしましょう。
→ここでいう習性とは寝床がどこかなど、生活スタイルの違いの事をさしています。
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ウズラの種類の中には地面で寝る種と木に止まり寝る種がいます。
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地面で寝る種には高さが必要ありませんが、木に止まって寝る種には止まり木を付けるだけの高さが必要になります。
→ケージについている糞切り網は主に糞による感染予防でついているものになります。
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もともと乾燥地帯に生息している種は感染症に弱い傾向にあります。
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網やすのこの隙間はあまり大きすぎないものの方が足への負担が少ないです。
→驚くと勢いよく真上に飛び上がることがあり、天井に頭をぶつけてしまい頭に怪我をしてしまったりすることもある。
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落ち着かず暴れる子には覆いなどをしてケージ内を暗くすることにより大人しくさせる事ができます。
視界が通る方向に逃げようとするため、落ち着くまでは天井と、3隅を覆うと良い。
・エサ
一般的に売られている餌は栄養価の低いものが多く、これだけを与えているだけでは栄養不足で体調を崩してしまします。
なるべく殻類や種子類や野菜やタンパク質など様々な種類の餌を与えましょう。
また、冬や換羽期などはたくさんのエネルギーが必要となるためカロリーを多く
与える様にします。
ウズラは時期が来ると産卵をします。
産卵には特に多くのエネルギーを使用するため産卵期になったら、特に栄養価を高くすることをお勧めします。
産卵するウズラやチャボには卵詰まりという危険性があります。
この卵詰まりの原因となるのが急な温度低下や栄養不足で引き起こされることが多いです。
タンパク質やカルシウムを簡単に取らせるために餌に魚粉を与える事もおすすめです。
また、ウズラやチャボにも餌の好き嫌いなどがありバランス良く摂取できないことがあるため、水に栄養補助剤をいれることにより、水と共に栄養を与える事も
できます。
ペレット
ひよこの餌・うずらの餌・鶏の餌・チャボフード他にペレットがあります。
ペレットとは、鳥の事を考えて作られた総合栄養食です。
他の物を与えなくても生きていける様に作られていますが
この他に野菜などを与えて頂けれはビタミンやミネラルを摂取でき、より健康的に生きることが出来ます。
また、タンパク質がペレットだけでは足りないこともある為、シードや卵の白身や
豆腐をプラスして与えると良いでしょう。
野菜
野菜は、小松菜・チンゲン菜などの青菜やキャベツ・レタスなどの葉野菜
ニンジン・カボチャ・大根の葉・ブロッコリー・もやし・リンゴなど食べます。
細かく切って与えると食べやすいですが、その子その子に大きさの好みが
ありますので、好みに合わせて切って与える様にしましょう。
生のほうれん草・セロリはシュウ酸(アク)が含まれており、カルシウムと結合して
多く摂取すると、カルシウム欠乏を起こしてしまいますのでなるべく与えないよう
にしましょう。
ミルワーム
ミルワームは動物性たんぱく質を摂取できます。
ミルワームを与えすぎると消化不良を起こしてしまうため、一日に2~3匹おやつ程度にしましょう。
また、与える際には、頭をつぶしたり頭を切り落として与えるようにすると
良いです。
頭をつぶすのはうずらは基本的食べ物を丸のみするため、生きたミルワームをそのまま与えると生きたまま内臓に噛みつき内臓に傷をつけてしまうことがあるためです。
ウズラがミルワームなどを食べる際、丸のみするんですが弱らせてから食べるので、そのままあげても問題はないと思います。動いている物を食べるのは、家禽系はすごく自然に近いので良いと思います。
餌の管理
夏場はエサが腐りやすくなっているため野菜など状態の悪くなったものはすぐに取り換えるようにしてください。
また、フードなどの主食も目には見えませんが、悪くなりやすいため1日2回は取り換えるようにしてください。
また、フードなどを与えたり、保管をする際には、ネズミや虫などが入らないようにしたり、他の動物に荒らされないようにしましょう。
・砂浴び
砂浴びは必ずしも必要なわけではありませんが、本来のウズラやチャボの行動をさせるために取り入れても良いと思います。
しかし、砂浴びをすると砂が飛び散りますので部屋が汚れてしまいます。汚れても平気な方は取り入れるとよいでしょう。
砂浴びをする理由は体についている寄生虫を落とすことです。また、ストレス解消にもなっていると思われます。
ウズラは砂浴びが大好きなため、頻繁に砂浴びを行っている様子が見られます。
砂浴び中はとても幸せそうな表情がとても可愛らしいです。
砂浴びの容器
少し深みのあるトレーでも砂浴びできます。
とても飛び散りますので、ウズラでしたらチンチラ用の砂浴びするような天井がついている容器ですと砂の飛び散りが少ないです。
砂の種類
砂は必ず固まらない砂を使用してください!
鳥は砂を砂嚢という消化器官にためその砂で食べ物をすりつぶすため
固まる砂を飲み込むと胃の中で固まってしまい詰まってしまうため危険です。
おすすめは「焼き砂」という砂です。約500円で買えます。この砂は殺菌されており
また寄生虫などがいないため口にしても大丈夫です。
焼き砂は、鳥のために作られえているため安心して使えます。
使い方は、砂浴び用の容器にたっぷりといれて使います。毎日砂こし器で糞などの汚れをとっていきます。
どうしても汚れてしまうため、匂いが気になってきたら新しいのに取り替えることをおすすめします。
・ヒーター
ひよこ電球・パネルヒーター・フィルムフィーターなど用途に応じて使います。
これらの補助としてサーモスタットを取り付ける事もできます。
サーモスタットは温度が上昇しすぎないように簡単に温度管理が出来るためお勧めです。
冬などで寒がっていたり、体調が悪く羽を膨らまして体温を保持しようとしている時に使用します。
使用する際はゲージの端などに付けうずらが好きな温度のところにいられるようにします。
全体を暖かくしてしまうと暑くなってしまったとき体温を調節できなくなってしまい体調が悪化してしまう恐れがあるためです。
また、ヒーターは毎日つける事をおすすめします。
それは、夏でも冷房で鳥には寒く感じていたり、冬でも暖房の当たらないこともあるためです。
・日光浴
鳥は日光浴が必要です。
紫外線を浴びることにより皮膚でビタミンDからD3を合成します。
ビタミンD3はカルシウムを吸収するのに必要なビタミンであり、ビタミンD3が不足すると、カルシウムが吸収できなくカルシウムも不足してしまうため骨粗鬆症や骨格障害、また軟卵などの卵の殻が柔らかくなってしまうこともあります。
日光浴の仕方
ガラス越しでする日光浴は一部の紫外線がカットされてしまうためガラス越しではなくベランダに出すなどして
直接太陽の光を当ててあげましょう。また、日光浴をする際には気温に注意して
日光浴をします。
日光浴の際の注意
夏ならば熱くなりすぎてしまうため、ゲージの半分はタオルなどで日陰を作って
あげます。
冬ならば寒くなりすぎてしまうため、保温器等をいれて暖かい場所を作って
あげます。
日光浴中は鳥の体調に変化がないかまた、戸締まりが甘かったために脱走してしまうことがあるため注意して見てあげてください。
また、外には猫などの天敵がいるためうずらの近くに来ないようにバリケードを張ったり必ず人間が近くにいて目を離さないようにしてください。
放鳥
部屋の中に放して遊ぶことは飼い主さんにとってもコミュニケーションをとれる
大切な時間にもなります。
また、狭いケージの中にずっといるのは運動量や足りなく肥満になってしまったり
ストレスが溜まってしまい病気に繋がる場合があります。
体調の変化にも気づいてあげることができます。具合が悪い時はあまり走らずにジッとしていることが多いなど病気の早期発見にも繋がります。
そのためには毎日放鳥いつもの状態を把握しておくことが大切です。
放鳥させる事は良いことなのですが、同時にたくさんの危険があります。
・気が付かずに踏んでしまった
・蹴ってしまった
・物の隙間に挟まっていた
・ドアを閉める際に挟んでしまった
・家から出るときに一緒に出て脱走してしまった
・窓やドアから脱走してしまった
・料理している鍋に飛び込んでしまった
・異物を飲み込んでしまった
など、時には命を落としてしまう事があります。
なので放鳥をする時は。。。
ことが大切です。
もし異物を飲み込んでしまったり、踏んでしまったり事故が起こってしまったら
ウズラの様子を見て病院に相談することをお勧めします。
・うずらから目を離さない
・うずらが疲れてそうだったらケージに戻すこと
・うずらを出すことを家族に知らせる
・窓やドアを閉める
・異物を飲み込まないように掃除をしたり、物をしまう
・包丁やたばこなどの危険なものをしまう
・料理をしない etc…
広葉樹チップ
ラウディッシュ社のペレット
粉状の餌
カルシウム摂取できる
ボレー粉
トレー式の砂浴びの容器
焼き砂
ひよこ電球
フィルムヒーター
パネルヒーター
放鳥中のウズラたち
日光浴中のウズラたち
掃除をしないと、病気の原因になったりするんだって!!
日光浴でビタミンD3を生産できるんだよ!!
僕たちこう見えても足がはやいんだ!!
だから、逃がさないように気を付けてね!
毎日お掃除してくれるとうれしいな~
・ケージ(チャボ用)
犬用の犬舎、ウサギのケージ
→ケージはあくまで落ち着ける場所。一日に最低2、3時間放鳥してあげると良いでしょう。
大きさでいうとだいたい、縦67cm横52cm高さ60cmの大きさが好ましい。
必要なもの
・ゲージ
・水入れ
・エサ入れ
・エサ
・砂浴びの容器
・砂こし器(ふるい、キッチン用ネット)
・ヒーター